アフリカの買い物は何でも買える仏系スーパーのカルフール一択です

アフリカ生活
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この記事でわかること
  • アフリカのどこにカルフールがあるの?
  • カルフールでは何が買えるの?
  • カルフールの運営会社は?
  • なぜアフリカでカルフールが躍進しているの?

ウガンダで買い物する場所と言えば、フランス系スーパーのカルフール(Carrefour)!

https://nairobinews.nation.co.ke/news/carrefour-targets-new-outlet-at-garden-city

カルフールがオープンする前は、いくつかの店をはしごしてお肉や野菜などなど買いそろえる必要がありました。

しかし、今となってはカルフールに行けば、新鮮な野菜・果物・お肉から、日用品、文房具、コスメ、中華食品、お酒、お土産もの、なんでも手に入ります。もちろんカルフールブランドのチーズやハムなども。

こういうワンストップショッピングができる場所は、(少なくともウガンダには)ありませんでした。カルフールの出現は間違いなくサブサハラアフリカに住む駐在員の生活を豊かにしてくれています。

そんなカルフールについて、この記事ではまとめてみました。

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カルフールはアフリカのどこにある?

現在アフリカ地域には、アルジェリア、エジプト、モロッコ、チュニジア、コートジボワール、セネガル、カメルーン、ケニア、ウガンダの9か国に店舗を構えています(2021年8月現在。カルフールグループwebページより。)。

ウガンダでは、2019年12月に1号店をオープンし、2021年3月には2号店をオープンしました。

Carrefour opens second store in Kampala
French retail chain has taken up space previously occupied by Nakumatt and Shoprite.

2021年9月には、南アフリカ資本のShopriteがウガンダから2021年中に撤退し、6つのShopriteがカルフールになると報道がありました。そのため、2022年にはウガンダで8店舗のカルフールが誕生することになります。

Carrefour takes over six Shoprite stores in Uganda
Shoprite’s impending exit from Uganda follows the recent closure of its stores in Kenya

お隣ケニアでは、2016年にThe Hub、2017年にTwo River Mallにオープンを皮切りに、ナイロビ、モンバサに続々と店舗をオープンしており、現在はなんと国内に12店舗もカルフールがあるのだそう!間違いなく東アフリカに住む富裕層の日常生活を支えています。

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カルフールで買える物は?

結論から言うと、ほぼなんでも手に入ります!

カルフール出現前後で、アフリカでの暮らしは一変した・・・といっても過言ではないかもしれません。これまでは個人商店をいくつかはしごして必要なものを買いそろえていましたが、現在はほぼカルフールに行けば買い出しを済ませることができます。

下記は、カルフールで手に入るものの一例です。このように何でもそろうスーパーマーケットのことを、英語ではHypermarketというようです。

カルフールで手に入るもの(一例)

  • 新鮮な野菜(レタス・白菜・トマト・なす・じゃがいも、大根など)
  • 新鮮な果物(バナナ、マンゴー、スイカ、メロン、いちご、ブルーベリー、ツリートマト、パッションフルーツ、パイナップルなど)
  • 中華食品(麺類、料理酒、オイスターソース、お米、お菓子、コーンスターチなど)
  • シャンプー・コンディショナー(パンテーン、ダヴなど)
  • コスメ用品
  • カルフールブランドの食品(冷凍ピザ、冷凍野菜、ハム、チーズ、パスタソース・・・)
  • 乳製品(バター、ヨーグルト、クリームチーズ、各種チーズ、生クリーム・・・)
  • お土産(チョコレート、コーヒー、小物)
  • 焼きたてパン(バゲット、ミルクパン、食パン、全粒粉パン・・・)
  • 日用品
  • キッチン電化製品
  • スマートフォン用品
  • 工具
  • 文房具
  • 寝具・タオル
  • ペット用品
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アフリカのカルフールはフランチャイズ?

実はアフリカ地域のカルフールは直店舗ではなく、パートナー企業とのフランチャイズ契約によって運営されています。

北アフリカでは、例えばアルジェリアのカルフールは30%アルジェリア政府、70%チュニジアの地元企業によって運営されています(ロイター)。

東アフリカ地域のカルフールは、ドバイのマジド・アル・フッタイム(Majid Al Futtaim)という超富豪によって設立されたドバイ(UAE)のコングロマリット会社がフランチャイズチェーンとして運営しているのだそう。通りで中東からの輸入品が多いはずでした。

https://www.carrefouruganda.com/about-us

そして西アフリカ地域は、豊田通商の子会社、フランス商社CFAOによって運営されています。2013年にカルフールと合同でベンチャー企業を設立したのだそう。西アフリカ地域のカルフール進出には、豊田通商の力が大きく働いているようですね。

CFAO Retail - CFAO
CFAO Retail - Modern retailing in West Africa in partnership with Carrefour. Offering quality and local products at the best price.

カルフール躍進の理由

これまでサブサハラアフリカ地域ではケニア系スーパーナクマットや、南アフリカ系スーパーShopriteが主なスーパーマーケットでしたが、サプライチェーン(調達・輸送)能力や店舗運営の面で、色々と問題を抱えており、並べられる商品は質・量と共に決して十分とは言えませんでした。

そこに中東やフランスの資本を備えた、確かな商品力と流通網を保有するカルフールが進出したことにより、駐在員や地元で台頭する富裕層のマーケットにアプローチできたのではないかと思います。また、プロダクトの質・量のみならず、スタッフ教育にも優れており、カスタマーケアや陳列、レジ対応などはその他のスーパーとは比べ物にならないほど洗練されています。事実、カルフールの進出と共に、ナクマットは撤退しました。(ウガンダのカルフール1号店はもともとナクマットが入っていた)

大型スーパーマーケットの進出は「個人商店の売り上げを阻害する」として批判されています。しかし、スーパーマーケットで食材を買うことができる層は、残念ながら人口の割合ではまだまだほんの僅かにしかすぎません。

東アフリカのカルフールの運営会社 マジド・アル・フッタイム(Majid Al Futt )は「80%以上のプロダクトをアフリカ地域から仕入れ、雇用を生み出し、地元の経済発展に貢献する」としています。外資系大型スーパーの設立が経済にもたらす影響は、正の効果の方が大きいのではないかと個人的には思います。

まとめ

この記事のまとめです。

この記事のまとめ
  • アフリカではケニア、ウガンダを含む9か国にカルフールがある
  • カルフールはワンストップショップ。基本何でも手に入る
  • アフリカのカルフールはフランチャイズで、東アフリカはドバイの会社が運営している
  • 商品・サプライチェーン・店舗運営に優れていたカルフールはアッパー層マーケットをとらえ、躍進した

ケニア、ウガンダでの成功を皮切りに、その他のアフリカ地域にもカルフールが進出するかもしれませんね!

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