海外在住で住宅ローンを組んで日本の物件を購入した話(2024年)

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今回の帰国の際に高齢の母と自分の名義半分ずつで住宅ローンを組み、新築戸建て住宅を購入しました。

海外在住だと受け付けてくれない銀行もある一方で、親身になって相談に乗ってくれる銀行もありました。個人的な体験談ですが、参考になればと思い共有させていただきます。特定の金融機関をおすすめする意図はありませんのであしからず・・・

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はじめに

私が家を買うに至った理由は、①親も高齢になるので、これから数十年安定して暮らせる家を整えてあげたい、②わたしが海外をいったりきたりするときに気軽に使える部屋が欲しい、この2点でした。頭金や月々の支払は私がやるという前提で家探しを始めました。マンションも戸建ても幅広く見ていたのですが、将来家の使途が変わった時に自由度が高いことや、月々の出費が抑えられる(駐車場、管理費がいらない)ことから、途中から戸建て中心に探すことにしました。

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かかった月日

家の内見:2~3週間

(内見と同時進行で)仮の物件情報で仮審査:1週間

家を決めてから本審査:3週間

金消契約:1週間

融資実行

物件を決めてから融資実行(物件引き渡し)までは一か月ほどでした。物件探しや金融機関選びなどを含めると2か月はかかりました(これでもかなり早い方)。

このうち日本にいることが必要となるのは、本審査申し込みと金消契約のとき。書類に直筆で署名し、拇印を押す必要があります。ほんとペーパーレスなんて金融機関ではあんまり進んでいないようですね。。

私はたまたま用事で日本に帰っており、一か月後にまた帰国する用事があったので、ちょうど帰国のタイミングと契約のタイミングを合わせることができてよかったですが、在住している国によっては、ここがもしかすると金融機関選びとともに一番のハードルかもしれませんね。

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訪れた金融機関

自分のおかれた状況が特殊すぎる(海外在住&親高齢)ということから、はじめからフラット35を使うことを念頭に金融機関選びをしていました。しかし、途中で変動金利のあまりの安さに目がくらみ、物は試しという感じで銀行の住宅ローンも検討しはじめました。

ネット銀行(じぶん銀行やソニー銀行)の住宅ローンは、webページに「海外在住はだめです」とはっきりとした記載があったのですが、メガバンクは「海外在住の方はインターネットではなく直接お問い合わせください」のような含みのある書きぶりだったので、直接相談しにいきました。

結論からいうと三井住友銀行以外は審査に進むことすらNGでした。以下詳細。

三菱UFJ

→窓口に出向き相談したところ、住宅ローン担当の方が出てきて詳しく状況をヒアリングしてくれました。無理な理由は親(連帯債務者)が高齢なことと、私が住民票がない(海外転出している)ことでした。

最後に「今回はご希望に沿うことができなかったのですが、また是非日本に帰ってこられて、状況が変わりましたら当行をご検討ください」と丁寧に言われて、好感度があがりました・・・

三井住友銀行

→こちらは住宅ローン手続きはすべて非対面で完結する仕組みになっているらしく、オンラインで問い合わせたところ仮審査承認まで進めることができました。

ただ、受付の方がこちらの話を聞かず一方的にしゃべり続けるタイプでかなり疲れました。。。また頭金を希望額の倍額いれることを求められ、なにを根拠に倍額なのか何度聞いても明確な回答が得られなかったことから、この銀行から大金を借りたくないなと思い、途中でお話しするのをやめてしまいました。

個人的な恨みはともかくとして、三井住友銀行は金消契約のタイミングで帰国すれば、それまでの書類提出などはすべてハンコレスでオンラインで進められるので、帰国のタイミングがなかなか取れない人にとってはいい選択肢になると思います。わたしも担当の方と相性が合えば、契約していたと思います。

みずほ銀行

→こちらは「海外在住の人はインターネットで仮審査できないので窓口に来てね」と書いてあったのですが、窓口で「海外住んでて・・・」と言ったとたんに「あ、無理ですね~」と立ち話で門前払いされました。

・・・次帰国したら三菱以外の口座解約します!!

必要な手続き

結局はじめから丁寧に相談に乗ってくださっていたアルヒさんのフラット35で今回はお願いすることにしました。今回ばかりは担当者で選ばせていただいたといっても過言ではありません。レアケースにもかかわらず、本社にも問い合わせて、寄り添って親身に対応してくれました。

フラット35の場合、100%私名義で親族居住ローンを組むのでも、母を申込人、私を連帯保証人として組むのでもどちらでもできるとのことでした。今回は母もまだ働いていて住宅ローン控除を受けることができること、80歳まで団信に加入できることなど、いろいろ計算してお得だった後者のパターンでお願いしました。

海外在住であることで特に必要となるのは、給与証明、署名証明、在留証明書でした。これは在外公館や近くの公証役場、勤務先に問い合わせて取得することができました。この詳細についてもまあまあいろいろ大変なことはあったので、改めて追記したいと思います。

感じたこと

海外在住者の住宅ローンは大変だけど、不可能じゃない。

住宅ローンって今回初めて組んだのですが、たぶん日本在住でもかなり骨が折れる作業です。海外在住だとなおさら。でも担当者の方や不動産会社の方の理解(意外と重要です)のおかげで、仮審査から本審査、住宅や土地の登記まで遠隔でも進めることができました。

住宅探しもなかなか大変で、帰国のタイミングで条件に完璧に合う物件が見つかるってそうそう無いんですよね・・・今回はもう予算、立地の利便性、間取り、眺望などで決め打ちしましたが、もっと長く日本に滞在して探すことができるのであれば、もっといい物件があったのでは!?という心残りはあります。でもこれはもうないものねだり。限られた時間で見つけた物件については満足しています。

なにかしら参考になれば幸いです。また追記します~~。

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