2021年12月に海外のAlliance FrancaiseでDELF B1を受けて合格しました!
海外受験はなにかと勝手が違うのではないかとドキドキしませんか?
この記事では勉強~受験の様子までを記載します!
2021年初めごろから、ひそかにフランス語の勉強を始めていました。
2021年3月にDELF A2に合格し、2021年12月にDELF B1に合格しました!
どちらもアフリカでの受験です。下記につらつらと体験を記したいと思います。
ただし、筆者はとても模範となるべき生徒ではありません・・・
これくらいでも合格できるのか~とご笑覧いただき、まずは初学者の方が受験してみるきっかけになれば幸いです!
DELF A2合格まで
大学院でフランス語の語学の授業はとっていたものの、それから全く触れる機会もなく、放置してはや数年。
これじゃまずいと思い、慌てて年始ごろから文法、活用の復習をやり始めました。
本当にetreやavoirの活用、mon ma mesの復習から始めました(低レベルすぎて恥ずかしい)
お知り合いに紹介されたフランス語の先生(※アリアンスフランセーズで働く事務員の人。厳密には先生ではないけど私にとっては先生)との授業も週1、2時間で始めました。
その甲斐あって(?)、DELF A2は90/100で合格。
あれ、これいけるんじゃない?と思い、調子に乗ってすぐに6月のDELF B1試験に仮申込みを入れました。
しかし、熱が冷めた私はそれ以降フランス語の授業をサボってしまうのです。。。
当然6月の試験なんて間に合うはずもなく、再び数か月が経過します。
やっとB1の勉強を始める
そして10月ごろ、ふと思い立って12月の試験を予約します。ここから先生とのレッスンも再開して、勉強を始めました。
このころには文法も高度な内容に入ってきて、結構理解できるようになってきたし、喋れてきたかな~なんて勘違いしていました。
そんなある日、先生とリスニングの過去問を解いてみました。
結果は5点。
5点・・・
落ちるじゃん!!!!
厳密には4セクションで5点以上、全体で50点以上が取れれば合格なのですが、全体で50点以上いく必要がある中、リスニング5点を取るわけにはいきません。
ここでようやく私は、フランス語を理解しているつもりでも、全然細かな内容を理解できていなかったことに気が付きました。
B1のリスニングはA2と違って、聞こえてくる単語と選択肢の単語が異なります。つまり単語の言い換えが発生しているのです。なので語彙力が如実に問われるのだ・・・ということを語彙力ゼロの私は思い知りました。(遅い)
DELF B1の勉強に使ったもの
そこから私はRadio Franceの記事を読み、ポットキャストを聴きまくり、DELF B1問題集のリスニングを毎日運転中に流して、リスニングと単語力を強化するように努めました。
わたしが使った問題集はこちら。
アフリカでは問題集なんて全く手に入らないので、重いけど買っていって本当によかったです・・・
あと、DELFはサンプル問題が3つ用意されているので、それも解きました。
スピーキングの構成や回答の要領については、下記の動画を参考にしました。
この2つのチャンネルは、Comprehension orale以外でも大変お世話になりました。
そしてDELF当日
セキュリティゆるゆるだけど大丈夫?
朝8時にAlliance Francaiseに向かい、convocationをもらいます。
A2の時よりもたくさんの生徒が受験していました。
受付でパスポートの確認をされるはずなのですが、全くされませんでした笑
外国人は私一人だったので、不正のしようがありませんが・・・替え玉受験が容易にできそうな緩さです!!さすがアフリカ!
もちろん、不正をしたら生涯DELFを受けることができなくなるので、絶対にしないようにしましょうね!!(誰もしない)
午前の試験スタート!
まずはエアコンの効いていない直射日光の当たる灼熱の小部屋で、だらだらと汗をかきながらリスニング、リーディング、ライティング試験を続けて行いました。
リスニングはまさかの選択式ではなくて書き取り式が出てきて、「あ、、、終わった、、、」と思いました。
※上記の5点の時はまさかの全問選択式でした
アフリカのDELFは鉛筆でもいいみたいでしたが、DELFの公式ホームページにはボールペンでの記入が必須と書いてあります。
念のため、中間策としてフリクションボールペンで書きました。部屋の暑さで文字が消えてしまわないかひやひやしました。
次はいよいよスピーキング
さて、お昼休みを挟んですぐにスピーキングです。お昼休みにアリアンスの先生っぽい人に気さくに話しかけられましたが、しどろもどろの会話しかできず・・・・
先行きが不安になりながら、仕込んできた会話ネタ帳を見返して待っていました。
先生は2名。ひとりはA2のときのスピーキング担当官で、私のことを覚えてくれていました。嬉しい!
まずPart 1では自己紹介を行い、今の仕事の話や来年からの新しい仕事の話を行い、いくつか質問に答えます(5年後何をしているか、これまでアフリカでなにをしてきたか、など)。ここら辺は未来形・過去形を使う以外は、A2のときとあまり難易度は変わりませんでした。
Part 2では、その場でお題の紙を引き、与えられたお題をもとに先生とロールプレイをします。Part 2は交渉力が問われるようで、基本無理なお願いをしたり妥協策を見つけたりしなければなりません。
私の場合、隣の部屋の住民(先生)がうるさいので静かにするようにお願いする、という比較的イメージしやすいお題で助かりました。
Part 3はプレゼンテーション。ざっくりいうと、フランスでは職をすぐに変える人が増えている。これはいいことか悪いことか、というお題。
まずは記事の内容を要約して、自分はいいことであると思う(立場表明)。確かに収入の安定やスキルの向上のためには安定した職に長くついているのがいいと言う人もいるかもしれない(反対の意見への理解)。でもパッションがなければ安定した仕事をしていても楽しくない(反対の意見への反論)。たとえば自分は~~~(例示)という風に、テンプレ通りに答えました。
その後先生から、「職を変えたいけど変えられない場面にあなたが直面していたとする。それはどういう時だと思う?」と言われ、条件法を使って「例えば、私は今独身だが、結婚して子供がいれば職を変えるのは難しいかもしれない。子供が食べるため、勉強するためにはお金が必要。安定した職を持っていることのほうが、自分の情熱を追うより大事だと思うかもしれない。ただ、私はまだ独身なので(強調する。先生笑う)、想像するしかできないが、両立できるのが理想的だと思う。」みたいなことを答えました。
あとは「友達が職を変えたいと相談してきたら、あなただったら何と答える?」と言われ、「いいことだと思うと勧めて、自分の体験談を話す。私は大手企業に就職して、金銭的にも安定した生活に満足していたが、自分の情熱を追ってアフリカにきた。今は幸せに感じている。友人もやりたい職を見つけたのならば、それをやるべき!」といった風に答えました。
あともう一つくらい聞かれた気がしますが、内容を忘れてしまいました・・・
DELF B1は条件法の活用が必要と言われていましたが、それを実感する質疑応答でした。応答はたどたどしかったと自分でも思いますが、なんとか会話のキャッチボールができ、ニコニコと和気あいあいとした時間を過ごすことができました。
結果はなんと合格・・・!
アフリカのDELFはなぜかものすごく早く結果がわかります。
2週間後には合格したよ!という通知が先生から来て、びっくり!
1か月後にはattestationが届きました。
結果は64.5/100!!
すごく微妙な点数ですが、50ギリギリであわよくば合格・・・を狙っていた低レベルな私としてはちょっと嬉しい誤算です。
リーディング&スピーキングは21点越え、ライティングは14.5点、
リスニングは・・・8点でした・・・笑
ポットキャスト聴きまくり生活の成果全然出てないです・・・
本当にがんばらなければ、リスニング。
2022年末にはB2にチャレンジしたい!!!
怠け者なりに、これからもがんばります!
またA2受験についても記事にしたいと思います。
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