【全参考書掲載】英検1級に最短2ヵ月で合格する勉強法(2020年最新)

英検
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超難度の試験というイメージの英検1級ですが、短期的な対策で、仕事をしながらでも十分合格可能です!スコアは一生有効かつネームバリューもあり、持っていて損はない資格です。本日はその勉強法を完全公開します。

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受験までのスケジュール

筆記試験まで1か月強のタイミングで申し込み

新型コロナの影響でしばらく在宅ワークが続いており、時間を持て余していたところで、「そうだ、英検受けよう」と思い立ち、2020年4月16日に参考書を買って申し込みをしました。

その時は筆記試験が5月31日、面接が6月28日開催の予定でした。

コロナの影響で試験日が後ろ倒しに

しかし、4月末になって新型コロナ感染拡大の影響で試験日の日程変更(延期)が決定され、一次試験(筆記)が6月28日(結果発表:7月13日)、二次試験(面接)が8月23日(結果発表:9月1日)となりました。

そのため、実質的には筆記試験→2か月、面接準備→1か月と時間が使えることになりました。
しかしながら、7月~8月で仕事が繁忙期を迎えており、筆記・面接それぞれに身を入れて勉強することができたのはたった1か月ずつでした。。

それでも、短期で集中して対策を行うことで、2020年度第一回実用英語技能検定(英検)で1級を受験し、合格することができました。

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受験前の英語力

ご参考まで、私の受験前の英語力はTOEFL100点くらいでした。

試験の難易度から考えると、高校レベルの文法知識や大学レベルの語彙力がある方であれば、2か月あれば十分合格を狙えます。目安としてはTOEIC900点~のスコアを持っている方であれば、合格できるのではないかと思います。

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筆記試験の対策(リーディング・リスニング・ライティング)

ここからは私が行った勉強法について、参考書をご紹介しながら対策をお伝えします。

筆記試験対策として私が使ったのは、公式問題集(過去問+単語帳)・ライティング問題集(導入の表現)・スピーキング対策問題集(ネタ集め用)、これだけです!

私の場合、勉強時間の配分は、語彙補強:ライティング:スピーキング=5:3:2の割合でした。

リーディング(語彙問題)

リーディングは全41問で構成されており、70%(28~29問正解)が合格の目安と言われています。

  • 短文の空欄補充問題 25問
  • 長文の空欄補充問題  6問
  • 長文の読解問題   10問

特に初めの短文の補充問題が鬼門です。これはいわゆる語彙問題で、見かけたこともないような難単語が選択肢にバンバン出てきます。それが25問と、リーディングの6割を占めており、また配点も長文読解と変わらないので、ここで落とすと合格が遠のいてしまいます。

逆に語彙問題以外はそこまで難易度は高くないので、語彙問題を重点的に対策すれば、合格できると言えるでしょう。

ということで、私は「公式単語帳」と「過去問5年分」の語彙問題を解いて、語彙を徹底的に勉強しました。


【音声アプリ対応】英検1級 でる順パス単 5訂版 (旺文社英検書)

パス単は2週間で一周、計3周半くらい回しました。2400単語を2週間で回すため、一日170単語のペースで単語を勉強しました。(私の英検の勉強のほとんどはここに費やされました・・・)

旺文社のリスニングアプリ「英語の友」をダウンロードして、バスや電車の中、徒歩移動中もずっと単語をつぶやいていました。(怪しい)

私は旺文社の回し者ではありませんが、この「英語の友」アプリは非常に重宝しました。

再生速度を自由に変えられるので高速で学習できますし、「単語学習モード」では日本語訳を再生せず単語だけ読み上げることも可能で、わからなかった単語はチェックをいれて繰り返し聞くことができ、覚えた単語は消して再生できるなど、細かなアレンジができてとっても便利です。

旺文社リスニングアプリ「英語の友」|英検・TOEIC英語資格対策
「英語の友」は、旺文社の英語資格試験対策書に対応した音声を、スマートフォンで手軽に聴けるリスニングアプリです。英検、TOEIC、TOEFL、TEAPなどの合格・スコアアップを目指す学習者をサポートしております。

そして過去問を解くことで、出題傾向をつかみました。英検では結構同じような問題が使いまわされていることが多く、過去問はとても役立ちます。


2021年度版 英検1級 過去6回全問題集CD (旺文社英検書)

過去問は語彙問題だけは、過去6回分すべて解きました。
長文読解は、内容としてはTOEFLなど他の試験と比べると簡単なので、最新年度(2019年度)の問題だけを解いて、問題形式に慣れるようにしました。

リスニング

これは正直、上記の過去問から2019年度の問題を解いただけで、それ以外はあまり対策していません・・・単語も難しくないですし、TOEFLに比べると遥かに簡単だと思います。

また、日本英語検定協会のホームページでは、筆記試験(R&L)の過去問1年分(第一回~第三回)を無料で公開しています。すごく親切ですよね。

リーディング・リスニングがどんな問題か気になる方は、ここから覗いてみてください。

公益財団法人 日本英語検定協会
英検(実用英語技能検定)の公式ウェブサイトです。受験の申し込みや試験日程・検定料・過去問題の閲覧、合否の確認ができます。高校・大学への入試優遇や単位認定優遇、英語教育に従事される団体・学校関係者の方向け研修・セミナー情報もご覧ください。

ライティング

英検一級の英作文は、社会性の高いトピックに関する自分の意見を200~240ワードにまとめる必要があります。

ライティングは一般的なアカデミック・ライティングと同様、下記のような構成が望ましいです。ワード数が多くないので、サポートセンテンスはTOEFLなどと比べると、さっぱりした書き方で大丈夫です。

  • 第1パラグラフ:序論
    • トピックに関する背景+立場・意見表明2~3文
  • 第2~4パラグラフ:本論
    • 意見の理由3つに対してそれぞれ1パラグラフ作成。
    • 各パラグラフでは、トピックセンテンス1文+理由・根拠を述べるサポートセンテンスを2~3文
  • 第5パラグラフ:まとめ
    • 本論の内容をまとめて、立場・意見表明2~3文

英検のライティングが他の英語試験と最も異なる点は、社会的な問題に対する知識や意見が求められるというところでしょう。

旺文社「英語の友」によると、英検1級の英作文の頻出トピックは下記のようなものです。

社会性の高い幅広い内容の、多くはグローバルな話題で、新聞・ニュースで取り上げられる時事・社会問題が主流です。ジャンルは政治・社会が多く、国際関係、環境、テクノロジーがそれに次ぎます。具体的には、日本の外交政策、移民受け入れについての賛否、表現の自由に対する規制の是非などです。

参照元:英語の友

さすが日本の試験といったところでしょうか、過去問を見ていると、日本の立場や意見を問う問題が多いように感じました。そこで、過去問を5年分解いて傾向を掴むとともに、下記の問題集で対策しました。


最短合格! 英検(R)1級 英作文問題完全制覇

この問題集は英検ライティング対策には必須ではないかと私は思います。

 問題集の中では、出題傾向に合わせた12の分野に対する知識と意見を述べる短文トピックが記載されています。まるっとマネしてしまえば、ライティングの本論を構成することができます。また、賛成・反対両方の意見が書いてあるのも嬉しいところです。

私は国際問題(人権・世界情勢・戦争・政治経済)については仕事柄知識も興味もあるため、ライティングも比較的楽に書けるだろうと思っていました。しかし、環境・医療・テクノロジーなどは門外漢で、日常で考えることもあまりありませんでした・・・

本来であれば海外のニュースをチェックするなどして自分の意見を持つことが、論述力を磨くためには求められるのだと思います。
しかし、試験までは時間も限られていたため、この問題集の意見や立場を拝借することで、どんなトピックが来てもそこそこ論述できるようになったのがよかったです。

この本はオーディオブック にあったので、こちらをダウンロードして繰り返し聞きました。
オーディオブックも、「英語の友」アプリと同様、再生スピードを自由に調節しながら聞けるので便利でした。「今日はこの分野について覚える」と目標を決めて、移動中や寝る前など、何度もディクテーションをすることで文章を覚えていきました。


また、下記の本は面接用ですが、第2章の「短文フレーズ集」というところが、主張・理由を述べる表現として使えるところが沢山あったため、第2章だけ集中的に活用しました。

かっこいい意見の述べ方やライティングの決まったテンプレートが知りたい方は、参考にされると良いかもしれません。それ以外の内容は、上の「英作文問題完全制覇」でカバーできると思います。


英検1級 面接大特訓
こちらの本もオーディオブック にあったので、ダウンロードして第2章を繰り返しリスニングしました。

面接試験の対策(スピーキング)

スピーキングもとにかく「英作文問題完全制覇」を回しました。


最短合格! 英検(R)1級 英作文問題完全制覇

「英作文問題完全制覇」のディクテーションと並行して、過去問をすべて解きました。
過去問を解いて録音してみて、聞いてみて、また修正して録音して・・・というのを繰り返し行いました。

試験当日

会場の雰囲気

筆記試験・面接試験はともに地元の高校で行われました。

同時刻に2~3級の試験も行われていたようで、制服姿の中高生に囲まれながら受付をしていると、なんだか懐かしい気持ちになりました・・・この子たちは10歳近くも年が違うんだなあ・・・ということを噛みしめながら。

一級の会場ともなると、さすがに大人の方が多かったです。たまに制服姿の学生が入ってくると、ひとりで「おおっもしかして神童!?」と興奮していました。自分が高校生の時なんて、英検2級で喜んでましたからね・・・1級を受けている時点ですごすぎです。

コロナ対策

筆記試験・面接試験共に、受付では事前にスマホから提出したヘルスチェック問診票のスクリーンショットを見せます。でも2020年時点では、あまり厳しく見られることはありませんでした・・・

筆記試験では、その他には特段変わったことはありません。

面接試験では、マスク着用で行われることに気を付けましょう。表情が読み取りにくいので、普段の150%目で語る練習をした方がよいでしょう。面接官との距離も2m以上離れているので、大きな声を出して、はきはきとした発音で話す必要があります。

まとめ

他にも知りたいことがあればお気軽にコメントやお問い合わせフォームからお知らせください。

また思い出すことがあれば、追記していきたいと思います!

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