仕事でトルコ南東部・シリア国境のガジアンテップという街に一か月滞在していました。
実はわたくし、初トルコ。トルコ語もまったく知らない中で渡航しました。中でもガジアンテップに関しては検索してもあまり情報がなく、右も左もわからない中で生活の立ち上げに苦労したので、超マニアックな情報ですが書き記しておきたいと思います。
治安
なんとなくトルコって危険なイメージがあったので、当初数日間は治安についてはアフリカなみに警戒して過ごしていました。
しかしガジアンテップはイメージと打って変わって、とっても綺麗で安全な街。
日中は勿論、夜の女性一人歩きも問題ありませんでしたし、周りの友人や同僚(外国人)も同じようなことをいっていました。
もちろん犯罪はどこにでもあるので、最低限の防犯対策(貴重品を持ち歩かない、荷物を置きっぱなしにしない、ひったくりに気を付ける、などなど)は必要です。
一番危ないのは車。みんな赤信号でも止まりません。車も歩行者も。
信号を確認した後にやばい車が来ていないか再度確認して道を渡る必要があります。
空港から市街地までの移動
ガジアンテップ空港から市街地まではタクシーで500トルコリラ(15ドル@2024年7月。以下同レート適用)。
ぼったくりも警戒していましたが、空港を出たら黄色いタクシーがいっぱい止まっていて、メーターもついていて安心安全でした。
交通機関
公共交通機関はバスとトラムウェイ(路面電車)があります。残念ながらグーグルマップには案内が反映されていないので、ほかの手段で経路を調べる必要があります。
バス
バス停はそこら中にあり、Gaziantep Kart というアプリを使うと現在地から目的地までの経路を教えてくれます。
しかし残念ながら全部トルコ語。Moovitというアプリを使うと経路のみは英語でわかります。
バスに乗るためには、アプリから会員登録して事前にチケットを買う必要があります(現金払いはできなさそう)。
トラム(路面電車)
トラムは3路線(T1,T2,T3)があります。
こちらもグーグルマップには路線図としては出てこないので、トラム駅の名称で検索して最寄りのトラム駅を探す必要があります。
5~10分おきに走っていて、時間通りに来るのでとっても便利。
クレジットカードやデビットカードで乗ることができ、海外のカードでも問題ありませんでした。
料金は定額で22リラ(0.7ドル)。乗るときに改札でタッチして、帰りはタッチすることなく素通りです。
目的地さえしっかりわかっていれば、トルコ語ハンデのある外国人にとっては非常に便利な移動手段でしょう。
タクシー
ガジアンテップにはUberはありませんが、タクシーがたくさん走っています。
道端に下記のような黄色いボタン付きのボックスがあり、ボタンを一秒以上押すとタクシーが来ます。トルコの地方都市にはこういう仕様の町がいくつかあるそうです。
「ほんとにこんなんで来るのか?」と思うのですが、ほんとに数分もしないうちに来ます。通勤ラッシュのときなどは時間かかるようですが、わたしは今のところどんな車通りの少なそうな道であっても、スムーズに配車されました。
逆に日本みたいに道端で手をあげて止めようと思っても止まってくれません。
もしくは地区に1-2個タクシーの駐留所みたいなのがあるので、その場所を知っている場合はそこに歩いて行ってドライバーに声をかけるのもありです。もちろんホテルなどでも配車してくれます。
難儀するのはドライバーに対する道案内でしょう。ガジアンテップでは英語は全く通じません。
有名なホテルやショッピングモールならいいのですが、そうではない場合は自分のスマホでグーグルマップを起動して運転手さんに渡します。
しかし、わたしは一度「危ないから運転中は見れないよ(※たぶんそう言った)」と至極真っ当のことを言われてマップを見ることを断られたことがありました。なので、グーグルマップの言語設定をトルコ語にして音声案内をつけるとスムーズだと思います(私はなんとか身振り手振りで右左を伝えました・・・)。
車はメーター付きでちゃんとしていることが多いですが、シートベルトが壊れていたり、エアコンがついていなかったりすることも。事故には注意だ!
電動自転車・電動スクーター
ガジアンテップ(というかトルコ全体なのかな?)はE-バイクやE-スクーターがたくさん走っています。
レンタル電動自転車は1時間1リラ(0.03ドル)で貸し出され、クレジットカードやバスカードの利用が可能。しかも自転車と公共交通機関の相互利用を促進するために、自転車利用から一時間以内なら公共交通機関が無料で使えるとか。お得すぎませんか!
また道端で見るのはBinbinという電動スクーター。
名前的に中国の会社なのかと思っていたら、イスタンブールに本社のあるトルコの会社。近隣諸国にも展開しているそうです。
アプリをダウンロードすればすぐに使えるそうで街でもよく見かけます。
返却はポート以外にもロックをかけられる歩道であればどこでもOK(!)。電柱に括りつけられたbinbinを街中ではよく見かけます。ロックしたら、機体の写真を撮って、アプリ上からアップロードして返却完了です。
ヘルメットは努力義務ですが、これなんと時速50kmまで出ます。日本は法令で20キロまでと決められています・・・日本では原付でも30キロ制限なところ、驚きですよね。
トルコのなかなかクレイジーな運転事情を見ていると、大通りでノーヘルで乗り回すのは勇気がいります。。。
まとめ
ガジアンテップの主な交通手段をご紹介しました。
このような感じで、初見の外国人にとってはなかなか初めのステップが勇気がいることが多いです。
でも、ガジアンテップのひとは親切なひとが多いです。困っているとなんとか助けようともしてくれます。上のことも全部まわりのひとが教えてくれたことです。
グーグル翻訳を片手にきれいな町へ繰り出してみましょう!!
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