国際機関で働くことは自分のキャリアやパッションを実現する上でとっても重要です。
しかし、筆者は個人的には人生の充実は、キャリアの充実だけでは実現することはできないと思っています。何事もバランスが重要であり、個人としての幸せ、家族としての幸せがあって初めて、キャリアをサステイナブルに追うことができると思っています。
しかし、国際機関で勤務するということは、1-2年で居住地が転々と変わり、職がない期間もあるということ。このように流動的なキャリアを持っている人は、定住者と比べるとやはり、生涯の伴侶を見つけることがなかなか大変なように思います。
自分の周りのカップルを見渡して、国際機関勤務の女性にとって最適な伴侶の形を類型化して考えてみました。
あくまでも個人的見解です
1.ポータブル型
ポータブルというと聞こえが良くないかもしれませんが、世界中どこにいってもお仕事ができるスキルを持ち合わせた方です。医者、IT人材、ノマドワーカー、コンサルタント、など有資格者もしくは個人事業主の方々です。
2.ハウスハズバンド/ハウスワイフ型
これは読んで字のごとく、主夫としてついてきてくれることを厭わない方です。
日本だと圧倒的にハウスワイフ(女性がついてくる)パターンが多いですが、国際機関ではハウスハズバンドを連れている女性をちらほら見かけます。
3.国際機関キャリア型
自分と同じようなキャリア志向を持って、国際開発の分野で働いている方です。
個人的体感としては、私の周りにはこのカップルの割合が非常に多い気がします。奥さん、旦那さんのその時々のポストや待遇に応じて、それぞれの勤務地を旦那さんに合わせたり、奥さんに合わせたりしています。
最後に:遠距離はどれだけ現実的?
とはいえ、好きになった人が上記の3つにあてはまらないケースもたくさんあると思います。特に国際機関キャリアに踏み出す前から関係のあるパートナーであれば、すでにどこかの国に定住していて、キャリアを形成しているといった方が多いのではないでしょうか。
定住型と非定住型のカップルで、避けられないのが遠距離です。しかし、これから続く何十年、ずっと離れて暮らす人と家族になることってはたして現実的なのでしょうか?子供がいれば、子育ての苦労や子供の成長の喜びを分かち合えないですし、一緒に年を重ねていく喜びも半減してしまいます。国連では離婚が多いのもまた現実です・・・・
良好な関係性を長期間維持していくためには、いずれどこかのタイミングで、どちらかが定住、非定住キャリアに合わせることが求められるのではないかと思います。国際機関で働く女性の場合、自分は非定住側です。どちらにどこまであわせるか、お互いの歩み寄りが求められますね・・・
なにより手っ取り早いのは、上記の3類型にあてはまる、非定住生活に理解のあるパートナーを見つけてしまうことだと思います。笑
キャリアと人生の双方の充実のために、考えることいっぱいですね
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