筆者はTOEFL 107, IELTS 7.5, 英検一級を取得しています。
それでも英語に全然自信がありません。
この記事では、語学試験はまあまあ高得点だけど、そこまで英語が得意ではない筆者の体験談・失敗談から、どうすれば英会話に苦手意識がなくなるか、考えてみました。
- 試験でまあまあ高得点を取っているけど英会話は苦手な人
- 「高得点だけど喋れないのって自分だけじゃないんだ!」と安心したい人
- 失敗談から学び、英会話がうまくなるコツを知りたい人
はじめに:自分の英語力について
私は日本生まれ日本育ちのいわゆる「純ジャパ」ですが、2年間英語を使う環境で留学していたことがあり、いわゆる純ジャパの中では英語ができる方だと思います。
たまにYour English is good! Have you studied abroad?と言われることもするし、業務で使う程度の英語は読み書き理解ともに、特に問題ないと思っています。
試験でも、TOEFL 107, IELTS 7.5など、そこそこいい点を取れています。
ただ、それでも。
ネイティブとは圧倒的な差があり、英語には苦手意識がどうしてもあります。
日本人あるある=LとRが聞き取れない
正直、自分の耳がおかしいのかなと思うこともあるのですが、知らない単語や人名では、LとRの区別が、未だにつかないことがあります。基本、人の口元を見てどちらか判断していたので、新型コロナのマスク生活は本当にきつい。。。
ネイティブのスピード・語彙力についていけず、言いたいことが言えない
ネイティブだらけの複数人の会食では、会話についていけず笑って相槌するのがやっとなこともあります。たまによくわからないイディオムが出てきて、なんとなく意味を想像しながら「ハハ・・・」と笑ってごまかすことも。
また、英語で話していると浅いことしか言えなくなり、極端に頭が悪くなったように感じて、かなりふがいない思いをしてしまいます。こういうのを外国語副作用というらしいです。
外国語副作用(がいこくごふくさよう, Foreign language side effect)は、第二言語を習得中の人間がその言語を用いているとき、処理資源(processing resource)をその第二言語の処理にとられるため、知的レベルが全般的に低下する心理現象をさす。
引用元:WIkipedia 外国語副作用
こういう感じなので、英語環境のプロジェクトで、メキシコ人上司にYou cannot take meeting minutes because you are non-native.と言われたこともあるし、インターン中にイギリス人上司にYou should work on your Englishと言われたこともあります(かなしい・・・)。
長年英語を勉強してきて、こんな有様なのは正直悲しいです。
さて、私の英語の何が問題なのでしょうか。
自分の英語の問題点は?
私の場合、ひとえに「ものぐさ」が原因な気がします・・・
問題1:ひとえにアウトプット不足
私は結構ひとりで時間を過ごすのが好きなので、知らない人が集まるパーティーや飲み会など、なかなか億劫で顔を出せません。また、顔を出したとしても、知らない人の前で自分の話をするのも苦手なので、話を振られるまでつい聞き役になってしまい、スピーキングの機会を失ってしまいます・・・
また、仲のいい人と話すときは崩れた英語や正しくないアクセント、浅い表現で話しても意味が伝わってしまうので、表現力を磨けていないのだと思います。
問題2:自分の文化のComfort Zoneから抜け出せていない
「間違いを指摘されたくない」「伝わらなくてもどかしい思いをしたくない」という思いから、仲のいいお友達はやっぱりノンネイティブの方が多いのですが、中でもアジア圏の方が多いです。
どこかで自分の文化に寄り添ってくれる、理解してくれる立場の人間を探しているのかもしれません。
問題3:インプット作業をさぼっている
最近業務に忙しいことを理由に、新聞やニュース記事などを読んでいません。毎朝15分だけでも目を通し、ポットキャストを聴くなどして、新しい単語を覚える訓練をしなければいけませんね・・・
英語の苦手意識をなくすには?
結局はマインドセットの問題
ある程度のレベルまで行ったら、結局は「伝えたい」「話したい」気持ちの問題になるのだと思います。下記の記事のように自分の人格を切り替えるつもりで、英語話者の中に入っていく必要があるのかもしれません。
マインドセットを切り替えるには?
これはもう、毎日話して自信をつける、これしか方法がないような気がします。
たとえばDMM英会話を毎日続けていたときは、会議でもいつもよりすらすらと英語が出てきました。
ただ、最近はレッスンをサボってしまっています。本当に良くないと思うのですが、人見知りすぎて、家に帰ったらスイッチオフになるので、人と話すスイッチに切り替えるのがしんどいんですよね・・・オフィス環境でやるなど工夫が必要です・・・
あとは、DMMの先生はとっても優しいのですが、ネイティブに発音を直してもらえる、別の英会話サービスも試してみたいです。いろんなサービスを試すことで、新鮮な気持ちで毎日話す練習ができるかもしれません。
ネイティブ講師に指導してもらえるEFの無料体験レッスンはとってもよかったです。あとはCamblyも試してみたいなあ・・・。
「楽しむ」気持ちを忘れずに
私はついついわからない単語に出くわしたり、言いたいことが100%言えなかったりすると、「ああ、、自分なんでできないの、、、」なんて落ち込んだりしてしまいます。(ネガティブ)
でも、そんなときこそ、初めて海外に行って、英語でコミュニケーションが取れて、友達ができたときの嬉しさを思い出すことが大事だなあと思います。
日本語だってわからない言葉があるのだから、英語であるのは当たり前。いちいち落ち込まず、「あ、こういうときはこう言えばいいのかー!へー!!」と無邪気に吸収していきたいものです。
知らないことをどんどん知ることで、自分の世界の枠が広がっていく感覚を忘れないようにしたいですね。
最後に:英語学習は永遠の道のり
以前同僚のオーストリア人が言っていました。「英語は70%程度できるようになるのは簡単。だけど、95%以上のレベルになるのは本当に難しい。」ネイティブと渡り合っていくには95%以上の力が必要だなあと常々感じます。自分は体感としては80%程度な気がします。まだまだ道半ば。
これからも、知らないことを楽しむ気持ちを忘れずに、ノンネイティブとして、謙虚に、腐らず、英語学習に邁進していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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