国連YPPの一次筆記試験を受けてきた(YPPの概要まとめ)

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YPP試験とは

国連のYPP試験は、国連事務局の若手職員を採用するための試験です。

年に一度試験が行われ、合格者はロスターに掲載されます。合格後は、事務局のポストに応募するとロスター掲載者の中から選考が行われ、採用されます。

YPPの合格と同時にポストが割り当てられるわけではないのが、公募やJPOと違うところです。ただ事務局のP1/P2ポストは、ほぼYPPのために割り当てられていますし、ポストに採用されると、2年の任期後も引き続き雇用されます。ロスターの期限は3年間です。

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応募資格

  • YPP受験対象国の国籍があること
  • 受験年の12月31日時点で32歳以下であること
  • 学士号以上を取得していること
  • 英語またはフランス語が流暢であること

YPPの受験は国連でUnder-representedである国の国籍を持つ人が対象となります。毎年対象国は変わりますが、日本は常に対象国となっています。

2022年度の対象国は下記の63か国です。

Afghanistan, Andorra, Angola, Antigua and Barbuda, Bahrain, Belize, Brunei Darussalam, Cabo Verde, Cambodia, Central African Republic, China, Comoros, Cuba, Cyprus, Democratic People’s Republic of Korea, Djibouti, Dominica, Equatorial Guinea, Gabon, Grenada, Guinea-Bissau, Haiti, Hungary, Israel, Japan, Kiribati, Kuwait, Lao People’s Democratic Republic, Lesotho, Liberia, Libya, Liechtenstein, Luxembourg, Marshall Islands, Micronesia (Federated States of), Monaco, Mozambique, Namibia, Nauru, Norway, Oman, Palau, Panama, Papua New Guinea, Paraguay, Qatar, Republic of Korea, Saint Lucia, Saint Vincent and the Grenadines, Samoa, San Marino, São Tomé and Príncipe, Saudi Arabia, Solomon Islands, Somalia, South Sudan, Thailand, Timor-Leste, Turkmenistan, Tuvalu, United Arab Emirates, United States of America, Vanuatu, Viet Nam.
とり
とり

アメリカは意外とUnder-represntedなのですね・・・

北朝鮮や韓国、中国なども入っています。

マスターや就労経験は必須ではありませんが、同じ国から60人以上が応募してきた場合、学歴、就労経験、言語などでランク付けされ、上位60人だけが筆記試験に進むことができるそうです。なので学士のみではなかなか合格しにくい試験だと思います。

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YPP試験の流れ

(1)書類選考:同じ国から上位60人が筆記試験に進みます。

(2)筆記試験(一次):同じ国の人から上位40名が次の試験に選出されます。

(3)筆記試験(二次):このステージではナショナリティの縛りはありません。

(4)面接 

(5)合格

YPP試験の倍率は公式には発表されていませんが、最も競争率の高い試験の一つだといえます。一説には、50,000人が応募して100名が合格する(合格率0.2%)とも言われています・・・

一次筆記試験の概要

5月に書類選考通過のメールがきて、7月に筆記試験を受けてきました。

一次試験は選択式で、英文理解や数理能力を問う問題、国連のコンピテンシーを測るような問題があって面白かったです。難しくはないですが、これは対策すればより高得点が取れるのではないかと思いました。来年以降も受ける際には、しっかり対策して臨みたいと思います。

また結果について報告します。

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