海外生活が長くて、納豆が恋しいみなさーーーん!!!
納豆菌とオーブンさえあれば、アフリカでもどこでも納豆は作れます!
納豆づくりは時間がかかりますが、手順を守れば放置するだけなので、比較的簡単に作れちゃうのです。
レシピを色々調べていると、ヨーグルトメーカーが必要だったり、納豆本体が必要だったりと、なかなかオーブン&納豆菌で試しているレシピが見つかりませんでした。なので、備忘録にレシピを書き起こしておきます。
めんどくさがりな人は、日本から乾燥納豆を持ち込むのもおすすめです。ご飯にかけたり、パスタに入れたりして結構使えます。
ただ、豆が結構かさばることと、できたて納豆のおいしさを考えると、ぜひ自家製納豆にチャレンジしてみてほしいです!!!
手順も気を付けるべきポイントも細かく書いたので、見てみてくださいませ。
材料&必要なもの
密封できる耐熱容器
ジップロック的なもの。熱湯消毒して使うので、ガラス製だとおすすめ。
密封性があることが納豆をねばねばにするために超重要になります。
大さじ・小さじ&小さいお皿
納豆菌の計量に使います。
私は下記のような、大さじ&小さじが測れる小さな計量カップを愛用しています。熱湯消毒も簡単なので、便利。
スプーン・箸
ボウル(耐熱)
キッチンペーパー
乾燥大豆(好きなだけ。今回は500g)
乾燥大豆は水に戻すと2倍になるので入れすぎに注意。
蒸し器(もしくは鍋と深皿、または圧力鍋)
大豆を蒸す用に使います。
自分はもっていないので、大きめの鍋にお水をいれて、深いお皿の下にペーパータオルを敷いて、代用しています。圧力鍋がある方はぜひ使ってください。
熱湯
納豆菌を溶かす用(小さじ1)、各容器を熱湯消毒する用(大量)に使います。
納豆菌(耳かき2杯分)
今回使用したのは下記の納豆菌。
アマゾンで1000円位で買えます。
一回につき、この付属の耳かきサイズのスプーン2杯しか使わないので、全然減りません。
この納豆菌3グラムで、納豆が10~30kgほどできるらしい・・・一生納豆に困らなそうですね。
作り方
納豆づくりは3日がかりの作業です。
乾燥大豆をゆでて戻し、冷凍しておく
(1)お鍋に水を沸騰させ、沸いたら火を止めて大豆を入れます。
(2)蓋をして1時間待って、15分弱火で加熱、沸騰させます。
(3)大豆がふっくらと戻ったら、冷凍庫で数時間凍らせます。凍らせることで、蒸したときにすぐに柔らかくなりやすいです。
大豆を蒸す
(4)弱火で3時間くらい大豆を蒸します。親指と小指で大豆をつぶしてみて、楽につぶれるくらいまで軟らかく煮ます。
ここで硬い大豆のまま次のプロセスを進めると、上手く発酵してくれません。根気強く蒸し続けましょう。(どうしても軟らかくならなかったら、もう一度冷凍して、再度蒸すと軟らかくなります)
大豆が十分柔らかくなったら、次のプロセスに取り掛かります。
容器を熱湯消毒する&オーブンを予熱する
(5)蒸している間に、耐熱容器、納豆菌を入れる計量カップ(または大匙・小さじと小さなお皿)、スプーン・箸、ボウルに熱湯をかけて消毒します。キッチンペーパーでよく水分をふき取っておきます。
(6)また、ここらへんでオーブンを40度に予熱しておきます。
我が家のオーブンは50度が最低の表示なので、ちょっとずらしてみて気持ち40度を保っています。私の家では、この調整で、一番下の段に納豆を入れると発酵が上手くいきます。ただし、こればかりはオーブンの種類によるので、ご自宅のオーブンで、ちょうどいい塩梅を見つけてみてくださいね。
納豆菌を熱湯に解く
(7)熱湯消毒済みの計量カップ(小さなお皿)に納豆菌を付属スプーン(耳かき型)山盛り2杯いれ、小さじ2の熱湯を加えて箸でよく混ぜます。(納豆菌は加えれば加えるほど発酵しやすいので、私は3杯くらいいれてます。)白っぽく、気持ちねばねばしたらオッケー。
大豆が冷めたら発酵しません!!ここから先は超高速で作業しましょう!!!
蒸したての大豆に納豆菌をよく混ぜる
(8)煮沸消毒したボウルに蒸したての大豆を入れ、納豆菌を加えてスプーン(煮沸済)でよく混ぜます。
(9)全体に納豆菌がいきわたったら、耐熱容器にキッチンペーパーを敷いて、その上に納豆を敷き詰めます。2段以上になると納豆が呼吸できず、発酵が進まないので注意です。納豆たちの上にキッチンペーパーを敷き、密閉しない程度に隙間を開けてラップをかぶせます。
オーブンで18~24時間発酵させる
(10)オーブンの下の段に入れて発酵させます。時々様子を見てかき混ぜたり、水分が出ていたらキッチンペーパーを取り替えたりします。ただし納豆の温度が下がらないように、手早く作業をすること。
冷蔵庫で1日熟成させる
(11)納豆全体が白い膜を帯びていたら発酵成功。キッチンペーパーを取り替えて、密閉して冷蔵庫で1時間休ませます。こうすることでねばねばが増えます。
小分けにして冷凍、完成!!
(12)私はプラスチックのカップを1/3程度に切り、納豆入れにして、ラップをかけて冷凍しています。食べるときは、レンジで20秒加熱。これで海外でも、いつでも美味しい納豆が食べられます(感動)。
おわりに:納豆生産者のみなさまには頭が上がらない
こんなに時間をかけて作ってもほんの少ししかできない、海外では食べるまでになかなかの苦労が必要な納豆ですが、日本では3パック100円とかでおいしい納豆が買えてしまいます・・・・。本当に納豆メーカー・納豆生産者のみなさまには感謝してもしきれません。自分で作ってはじめて、ありがたみが増幅します。
ここに至るまで、ハーブで納豆を作ろうとしたり、温水器で作ろうとしたり、様々な失敗を重ねてキロ単位の大豆を無駄にしてきました。泣
みなさまも自分に合う納豆づくり、試してみてください。時間はかかりますが、思ったより簡単で本当においしいです。
その他にも、海外で作りづらい食べ物の簡単レシピをご紹介しております。
一時帰国や海外赴任前に買うべき日本食はここからチェックです!
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